模型の素材について
素材と一口に言っても色々な素材がございます。
かつてはプラモデルでは、タミヤの「プラ板」程度でしたが、現在では他にも色々と入手できます。
海外では、早くから色々なサイズにカッティングしたプラ素材が販売されていましたが、日本ではまだ需要がなかったのか、それとも知られていなかったのか、本格的には輸入されませんでした。
現在では、実物について色々な資料を手軽に入手できるようになりました。それにともなってキットをさらに加工・改造する方も多くなり、需要としてそれらプラ素材(エバーグリーン等)が輸入されることになりました。
鉄道模型の世界では古くから、スクラッチビルド(素材からの製作)のために、各種素材が販売されてきました。
昨今のプラモデルでは、各自のオリジナル性・強度・重量感・細密性等を高めるため、各社から、「コンバージョンキット」や「パーツ」として、金属の素材を使用した製品が発売されていますが、キットにすら最初から入った製品もございます。
また、すべてメタルというキットもございます。そのため金属という素材にも慣れ、そして、皆様の手にも馴染まれてきているのではないかとも思います。そこで、他の分野ではごく当たり前の素材であっても、余り目にしなかったたような素材なども活用してみてはいかがでしょうか?
模型で使われる金属素材について
金属素材は一般的には、真鍮(しんちゅう)が中心で、線材(0.1φ~)・帯材(厚さ0.1t x ~)・角材・パイプ(内径なんと 0.1φ~)・アングル(L字型の部材)・チャンネル(コの字型の部材)等がございます。
また網目板(真鍮板の表面に網目模様をエッチング加工で表現したもの)や 木目板(同様に木目を表現したもの)などもございます。プラ素材だけでは表現できない個所や、強度を必要な場所などに使ってみてはいかがでしょうか?
その他、割ピン(配管などのステーに)・六角ボルト(実際に締めれるようネジの切ってあるものもございます)・細密チェーン(0.25φ)・ユニオン(パイプなどの継目に)・メッシュ(金網)等や、輸入品の鉄道模型パーツの中にも、色々と流用できるものがございます。
輸入品には Walthers のカタログをご参照 (アメリカ型の鉄道模型が中心ですがパーツ・素材は様々載っております)下さい。